「緑のゆびの書棚から」
スタッフおすすめの本を紹介します。
『おさるとぼうしうり』
アメリカで出版されたのが1940年、日本で翻訳されたのが1970年、本当に長く読み継がれているロングセラーです。
風変わりな帽子の行商人とサルたちのゆかいなやりとりは、世界中の子どもたちに受け入れられました。
ロシア出身でアメリカに移住した作者が描く絵本の世界は、異国情緒たっぷりで、鮮やかな色使いにも目が奪われます。
ユーモアあるれる ぼうしうり のたたずまいがなんとも言えません。
最後、何事もなかったように立ち去る姿は印象に残るでしょう。
静かに始まり静かに終わっていく物語の組み立て方は、その間の日常から少しかけ離れた世界を際立たせます。
読み手を絵本の世界にいざない、楽しませてくれるのです。
お子さまといっしょに、このふしぎな幸福感を味わってみませんか。
吉井 康文
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エズフィール・スロボドキーナ作・絵
松岡 享子訳
福音館書店
おさるとぼうしうり
¥1,300価格

